帰国後の就職活動【会社を辞めて世界旅行】

こんにちは、ゆりです。
2018年に新卒で入社した会社を一旦退職して、無職の状態で4ヶ月の世界旅行に行ってきました。
帰国後しばらくしてから、就職活動をして、また会社員に復職しています。

無職になること、その理由が世界旅行であることが次の就職に悪い影響を与えないかという不安は多少なりともありましたが、結論から言うと、就職活動の採用不採用に影響はなかったと感じています。

人によって経歴や業界、職種が異なるため、一概には言えないことだと思いますが、これから自分のやりたいことをするために一旦無職になることに不安を感じている方のなんらかの参考になればと思い、私の経験を書きます。
履歴書の書き方のコツ、面接での様子も紹介します。

無職での就職活動

今回、私は新卒入社した会社を退職して、無職の状態で世界旅行し、帰国後3ヶ月ほどしてから就職活動をぼちぼち始めました。
就職活動を始めてから、1ヶ月半ほどで志望度の高かった会社に内定し、2ヶ月後には入社という流れでした。無職期間は約9ヶ月です。

正直、前の会社を辞める前は無職になることに多少なりともの不安がありました。
当時は、”ひとつの会社に定年までいるのが当たり前” ”転職するなら在職中にするべき”などの固定概念を持っていたからです。

ですので、退職前から少し準備をしていました。

退職前の準備

前の会社を辞める前に、転職サイトやエージェントサイトに登録し、『無職期間を経て、転職活動は約1年後であること』を伝えたうえで、転職の相談をしていました。
振り返ると、この準備は、私にとって非常に良かったなと思っています。

✔︎転職市場の話や、興味のある業界・企業を知ることができた
✔︎自分の市場価値を知ることができた
✔︎良いエージェントに出会うことができた

初めての転職だったのですが、転職の流れや状況、自分の市場価値を知ることで、一旦無職になることへの不安は減りました。
転職活動は1年後だと伝えたことで、その後の付き合いがなくなったエージェントもいましたが、数人のエージェントは『帰国したらまた連絡ください!』と繋がることができ、帰国後に状況をわかってくれているのでスムーズに就職活動をスタートすることができました。

また、一人のエージェントからは、世界旅行中にも『まだ活動が先なのは承知ですが、良い案件があるので紹介させてください。もし、興味があれば先方は帰国を待つと言ってます』との旨のメールが来たこともありました。

私が登録して良かったエージェントや転職サイトは『ビズリーチ』『JACリクルートメント』『地元の人材派遣会社』です。
ビズリーチに登録して、そこから様々なエージェントに繋がり、その中で話してみて良かったのがJACリクルートメントと地元の人材派遣会社だった感じです。これは、完全に経歴や業界・職種によるので、自分に合ったところを探すのがいいと思います。

履歴書の書き方−無職期間をどう書くか−

さて、帰国後3ヶ月ほど経って、そろそろ就職しようかなと重い腰をあげて、転職活動の準備を始めました。

エージェントから紹介された興味ある企業、ハローワークで見つけた条件の良い企業、応募するには履歴書が必要です。
最近では、いろんな就職のアプローチがあり、履歴書が必要ない場合もあるかもしれませんが。

履歴書を作成するにあたって、”無職期間についてどう書くか” は、肝のひとつだと思います。

海外への語学留学やボランティア活動、チャレンジしていたことがあれば、もちろんそのまま書けばいいのですが、私はただ海外旅行をしてきただけ、、、
どう書けば良いのか?とエージェントに相談したところ、履歴書の職歴欄の最後に ”海外渡航” と書いておくことをおすすめされました。

一般的には、転職活動は在職中に行い、無職期間を作らずに転職する人が多いなかで、無職期間(しかも長期間)あると、「転職活動がうまくいっていない人材なのか」「身体的に働けなかった理由があるのか」「働く意欲がないのか」「無計画に前職を辞めたのか」などネガティブな想像をされてしまう可能性があります。一言書いておくことで正確な情報を与えることができます。

実際、狙っていた企業の書類選考の通過率は100 % で、ダメだったところは明らかにマッチングしていないなと思いながら応募したところだったので、無職期間が理由ではないと思います。

面接での無職期間について

書類選考を通過したら、次は面接です。
面接は4社受けましたが、必ず「無職期間は?」という話題になりました。

正直に「世界旅行に行ってました」と答えると、どの会社の面接官もすごく興味を持ってくれ

「何カ国行ったの?」
「どこの国が良かった?」
「旅行で新しい発見はあった?」
「ビジネスにおいて日本と大きな違いを感じたところはあった?」
「宿や移動はどうしたのか」
「英語は喋れるのか」
「行動力あってすごいね!」
「うらやましいなー」

などなど、割とにこやかに質問してくれ、もっと話を聞きたいけれど今日は時間が限られているからまた聞かせてね〜というような感じで場が盛り上がったので、海外でのエピソードをいくつか準備しておくといいと思います。

こんな感じだったので、無職期間を作って世界旅行に行ったことが就職にネガティブな影響は与えなかったと感じています。

ちなみに、海外に行っていたということで、”英語が喋れるのか” という話の流れになります。
ここで、喋れます!となると、ポイントも高いのでしょうが、私は喋れないので正直に「喋れません。片言でなんとかなる程度です。」と答えていました。英語が求められている求人に応募していなかったので、特にそれ以上突っ込まれることもなく。

できないことはできないというのも面接では大事だと思っています。

以上が私の転職活動の流れです。
一緒に同じ会社を辞めて、世界旅行に行った彼りょうの転職活動についても追記しておきます。

無職からの転職活動−りょうの場合−

りょうは、20歳で私と同じ会社に入社して、約13年勤めて退職しました。
世界旅行に行っていた期間を含めて、1年間の無職期間を経て、新しい会社に就職しています。

彼の就職活動は、ハローワークのみ。
そして、応募した会社は1社のみ。
面接は1次面接と社長面談のみ。

ハローワークでの就職活動

りょうは、帰国してから、ハローワークで求人情報を見て、自分に合った案件が何社かあったので、応募前に見学に行ってました。
見学で職場の雰囲気や業務内容を知ることができていたことと、そこで人事担当と話し、彼の経歴や無職の理由なども事前に伝えていたことで、応募後の選考がスムーズだったように思います。

無職期間を作ると、様々な手続きのために必ずハローワークに行くことになります。
私も手続きついでに、ハローワークの求人も見ていましたが、意外と穴場な求人や面白い案件の求人がいくつかありました。

ハローワークでも、履歴書の添削や面接対策、過去の応募者の合否の傾向の情報開示、企業への問い合わせなども無料でやってくれるので、活用するのもいいかと思います。

ただし、ハローワークは非営利なためか入社したら実情が違った、給料の交渉がしにくいなどのデメリットもあると感じています。

面接−りょうの場合−

りょうは1社に絞り、書類選考後、面接に進みました。
面接では、やはり無職期間について聞かれたそうですが、私と同じくネガティブな反応ではなかったとのことです。


まとめ

✔︎一旦無職になって世界旅行してもネガティブな影響はなかった!
無職になることに不安がありましたが、結果として、次の就職活動にネガティブな影響を与えなかったと感じています。
偉そうに言えるほどではないのですが、前職での実績をきちんと作っておくことが大事だと思います。

✔︎履歴書は、無職期間について簡単に記載しておくといい!
一般的には無職期間があることはネガティブにとられがちなので、『海外渡航』など一言書いておくことをおすすめします。
詳しくは面接で必ず聞かれるので、そこで説明すればOKです。

✔︎面接では無職期間のことを必ず聞かれるのでエピソードの準備を!
無職期間のことは必ず聞かれますが、海外旅行に行っていたというと安心した顔になり、話が盛り上がりそれについての質問や雑談するといった流れだったので、いくつかエピソードを準備しておくといいと思います。
むしろ、それに絡めてアピールできることがあればいいですね!

以上が、私たちの転職活動で経験して感じたことです。
会社員を辞めて世界旅行に行っている方々はたくさんいますが、そのまま海外移住したり、フリーランスや自営業で生活したりしている方々が多く、またサラリーマンに戻ったという情報が少なかったため、そのような方の参考のひとつになればと思っています。

質問や不明点があれば、コメントにどうぞ!