クレジットカードの不正利用に遭いました

最近は日本も少しずつキャッシュレス化が進んでおり、増税後しばらくはお得です。りょうも普段はスマホでの決済ばかりで、最近はお金に触れていません。また、海外旅行での買い物にとても便利なのがクレジットカードです。しかし、クレジットカードは持つのが怖いと思っている人は少なくないと思います。りょうも犯罪の被害に遭わないように、日ごろからスマホとカード入れにはスキミング防止のものを使用しています。

しかし、先日、初めてクレジットカードの不正利用に遭いましたので、その時の経緯や対処法等をシェアしたいと思います。
対処法が分かれば不正利用は怖くありませんので、どんどんキャッシュレス化を進めていきましょう。また、おなじような被害に遭われる方が減ってくれることを願っています。

ちなみに下にあるのが普段りょうが愛用しているスキミング防止グッズです。

まず、不正利用が発覚した経緯から説明します。

2019年7月21日 不正利用発覚!!

なんとなくクレジットカードの支払いの明細を見ていたら、身に覚えのない請求が……
その数なんと2か月に渡り29件。総額約10万円にものぼりました。(そのカードは2018/12までの海外旅行に使用していたが、それ以降使用頻度が少なかったため数か月明細を確認していませんでした。)

すぐにクレジットカード会社に連絡し、とりあえずカードが使用できないようにしてもらいました。次に、誰がどこで使用したものなのか特定しようと思いましたが、分かるのは4/11~4/29の間にアメリカのアマゾンで使用されたということだけ。

しかも1,000円/回~4,000円/回の買い物を一日数回に分けて計29回購入されていました。りょうは4月は日本にいましたし、アメリカアマゾンでの通販もしたことがありません。おそらく2018/9に一か月間アメリカに滞在していた時にカード情報を盗られたのだと思います。(ちなみにアメリカはカード社会のため、自販機でもカードが使えたりします。そのためりょうも現金のみのお店以外は全てカードで支払いをしていました。)
カード払いをするとき、基本的には全て自分で端末を操作するのでカード情報はばれないのですが、レストラン等ではウエイターがカードを店の奥まで持って行き支払いを済ませる場合もあります。

帰国後には使用したカードの全ての履歴を確認していたのでそれで安心しきっていましたが、まさかの半年後に時間差で不正利用されました。

カード会社に不正利用の補償を求めたところ…

とりあえずカードの利用は停止してもらったので一安心。次に補償について調べたところ、不正利用が認められれば、全額カード会社が負担してくれます。ただしいくつかの条件があります。その中でも特に気を付けたいことは

・暗証番号が推測されやすい番号だった

・裏面の署名欄に署名していなかった

・不正利用後一定期間が経過していた

これらの項目に該当していると補償がされない場合があります。
※(詳細はカード会社により異なるので確認が必要です。警察への被害届の受理番号が必要な場合もあるそうです。)

暗証番号を誕生日にしたり、うっかり署名を忘れると大変なことになりますので気を付けてください。

そして、りょうが今回一番気を付けてほしいポイントは3つ目の不正利用後一定期間が経過してからの発覚です。カード会社によって一定期間の概念は違いますが、だいたいが60日となっています。

つまり、不正利用後60日目以降の補償はありません。0です。

りょうの場合は90日の保証がついていたにも関わらず、発見が遅れたため全額補償にはなりませんでした。
(りょうの場合は発覚した日からさかのぼって90日以内の分だけ補償されましたが、それ以前の分は補償外となりましたので約5万円ほど被害になりました。)

犯人を特定できないのか!?

このままでは、りょうが5万円の被害で、カード会社も補償で5万円の被害に遭っていることになります。そして犯人は今も同じ行為を続けているかもしれません。りょうが何か悪いことをしたのであれば諦めますが、純粋に海外旅行を楽しんでいただけなのに…

犯人が捕まってほしい!そんな感情からダメもとでいろいろ問い合わせてみました。

まずはアマゾンジャパン。「購入しているのがアメリカのアマゾンなのでアマゾンジャパンではなにもできない」と言われました。

次に消費者センターに電話。「カード会社の補償以外は何もできないと思う」とのこと。しかし、国民生活センター越境消費者センター(CCJ)の存在を教えていただきました。そしてCCJにこれまでの経緯をメールで送信したところ「当センターは代理・代行としての機能や強制力を持たないことから、相談者様に代わって事業者へ問い合わせ、事業者に対応を強要させるといったことは行えません。出来得ることは、事業者との交渉の糸口に関するアドバイスに留まりますこと、ご理解ください。」との返信がきました。つまり自分で英語で問い合わせて解決してくださいってことです。さすがに英語に自信がないのでパス。。

最後に警察に行きました。さすがに被害に遭ってるし、カードの記録は残ってるし、何かしてもらえるだろうと期待していました。しかし。海外のサーバーを経由しているので犯人特定は99.9%無理だと言われました。いや、もう少し捜査してくれてもいいのでは・・・犯人を野放しにしておくのですか?!

このようにクレジットカードの不正利用に遭って一定期間経過してしまうと解決が困難といえます。

被害に遭わないためには

まずは、被害に遭わないことが大事です。そのためにはカードを情報や暗証番号を他人に決して教えない。お店で暗証番号を入力するときは手で隠す、スキミングされないようにスキミング防止のケースやカバンに入れておく、等の対策が必要になります。

そして被害に遭っていないかを毎月の明細で必ず確認をすることが一番重要になります。

被害に遭ってしまったときは

慌てずに、まずはカード会社に連絡して身に覚えのない請求があったと伝えましょう。すると、カードを停止して再発行の手続きが行われます。通常再発行にはお金がかかりますが、この場合はもちろん無料です。そして、補償の話をしましょう。不正利用と認められ、補償期間内なら全額保証されます。(先ほども書きましたが、警察への被害届が必要な場合もありますので各カード会社さんに尋ねてください)

まとめ

・カード情報は他人に教えない
・暗証番号は推測されにくい番号にする
・暗証番号を入力するときは隠して入力する
・カードには必ず署名しておく
・カードの明細は必ず毎月確認する
・不正利用が発覚したらすぐにカード会社に連絡して対応してもらう

以上のことに注意していれば、被害に遭いにくく、仮に遭っても安心して対応できると思います。どれも簡単にできると思いますので、是非心がけてください。

皆さんが安心してキャッシュレスの生活を送れますように!!