アラスカ鉄道に乗りました!【デナリスター情報、予約、費用】

こんにちは、ゆりです!
2018年、カップルで4ヶ月の世界旅行に行ってきました。
その時、最初に訪れた都市がアラスカです!

実はハワイより近いアラスカにはたくさんのアクティビティがあり、
私たちも6日間でアラスカ鉄道オーロラデナリ国立公園と楽しんできました。

まずは、大・大・大自然の中を走るアラスカ鉄道について書きます。

こんな方に向けて…
✔︎アラスカ旅行、アラスカ鉄道に乗ることを計画している方
✔︎アラスカ鉄道の予約を個人手配したい方
✔︎アラスカ鉄道(アンカレッジ〜フェアバンクス間)に乗るか迷っている方

アラスカ鉄道について

●アラスカ鉄道は、アンカレッジを出発・到着駅として、
南はスワードのコースタルクラシック号
南東はウィッターのグレッシャーディスカバリー号
北はフェアバンクスのデナリスター号があります。
マイナー路線でタルキートナ〜ハリケーンエリアもあります。

●夏季シーズンはそれぞれ1日1往復、冬季はデナリスターが週末をメインに限定された日程でのみ運行しています。冬季は9月中旬〜翌年5月初中旬です。

私たちは、その中で一番距離の長いアンカレッジ→フェアバンクスのデナリスターに乗ってきましたので、そちらについて詳しく書いていきます。

私たちが乗ったデナリスターについて

乗車日  2018年9月7日(金)
乗車区間 アンカレッジ〜フェアバンクス
乗車時間 約12時間 (8:15発 20:00着)
乗車車両 アドベンチャー普通車両
乗車料金 195$/人

乗車シーズン(秋)について

乗車料金がバリュー価格

私たちが乗車したのは夏季シーズンが終わる前の秋だったので、
乗車料金もピーク価格より約50$安いバリュー価格で乗ることができました。
バリュー価格は夏季シーズンの初め(5月)と終わり(9月)に設定されています。

景色は紅葉

このシーズンの醍醐味は紅葉です!
年によって紅葉のピークは異なりますが、私たちの時はピークより少し前でした。
それでも標高の高いところでは紅葉していましたし、低地でも紅葉しかかった美しい景色を見ることができました。

季節によってそれぞれ魅力ある景色が見られるのでしょうね。
他の季節も行きたくなります。

日照時間

朝ホテルを出る時はまだ薄暗く、駅で列車を待っている間に夜明けを迎えます。
そして、夜明け後のキリッとした空気の中を出発していきます。


また、到着する頃には薄暗くなってきていて、最後の方は景色が見にくくなってきました。

ですので、日照時間の長い夏であれば、ほぼ明るい景色が見れます。
逆に、日照時間の短い冬は、暗くて景色の見れない時間が多くなってしまいます。

気温

昼は10℃前後、夜は5℃もない程度ですので、防寒は必要です。
もちろん列車の中は暖かいですが、駅舎で列車を待つ間は寒くて、皆ストーブに群がっていたので調整できる服装がベストだと思います。

混雑具合

私たちが乗った車両やその周辺の車両では、感覚的に8割程度の席が埋まっていましたが、ゆったりしていて、やはりピーク時よりは人が少ないのだろうなという感じでした。

その他のこの時期のメリット

●夏より日照時間が短くなるため、オーロラを見ることができる確率が高くなる上、真冬より寒くないため見るのが辛くないというメリットもあります。

●デナリ国立公園も9月上旬以降はシーズンオフで閉鎖してしまいますのでこのタイミングはアラスカを訪れるにはいい時期のひとつだと思います。

デナリスターについて

区間

この路線は、途中ワシラ駅、タルキートナ駅、デナリ国立公園駅などに停車します。

私たちはフェアバンクスでオーロラを見たかったため、終着駅のフェアバンクスまで行きました。

それぞれの停車駅の特徴を記載しておきます。

タルキートナ駅

デナリ登山の出発基地として利用する方が多いようです。
私たちは計画の段階でここで降りることも検討していたため調べたところ、駅周辺には宿は少なく、レンタカー屋もありませんでした。

デナリ国立公園駅

国立公園の目の前に停車します。ビジターセンターから徒歩10分ほどです。
この駅の到着時刻はアンカレッジ発の場合は15時半、フェアバンクス発の場合は12時過ぎとなっています。

✔︎デナリ国立公園にも行く
✔︎乗車時間を短くしたい
✔︎乗車料金を抑えたい

こんな方は、ここまで乗車、もしくはここから乗車というのもありだと思います。

次の日、デナリ国立公園に行った時、ちょうどデナリ駅に到着した列車に遭遇することができました!もし、乗れなくても、デナリ国立公園で列車の写真を撮ったり眺めたりすることもできますよ!

乗車時間

アンカレッジ↔︎フェアバンクスは約355マイル(約570Km)を12時間かけてゆっくり走ります。アラスカの広大な景色も相まって、体感速度としても、とてもとてもゆっくりです。

●森の中を抜け、広大な土地、渓谷、美しい山々と車窓から見える景色はアラスカならではであり、素晴らしく、贅沢なゆったりした時間が流れます。

●反面、小さな子供は飽きてしまうかもしれません。大人でも飽きてしまうかもしれません。
私たちは時差ボケもあり、途中ぐっすり寝てしまいました…12時間はなかなかの長時間です。

乗車車両

乗車車両のグレードには、普通車両と展望車両があります。
展望席、食事について書いていきます。

展望車両

広いドーム型の展望窓のついた車両で、食事・飲み物付きですが、料金も倍ほどします。
食事については評価できませんが、口コミを見ると美味しそうでした!

アラスカだけの旅行であれば、展望車両を選んでいたと思います。
だって、なかなか乗れるものでもありませんし、長距離乗りますし、せっかくなら!って。
でも、私たちは今回、長期の世界旅行であったため、ここは贅沢しないことを選択しました。

普通車両にも展望席がある!

普通車両は1階の普通席で、全席指定です。
窓は普通の列車のようですが、気持ち大きめですので景色を見るには十分です。
そんな車両にも2階に展望席があり、指定席ではありませんので、みんなで譲り合いながら座るシステムとなっています。人がいなければずっと座っていてもいいと思います。

天井まで窓のドーム型になっていて、森の中を抜ける時は迫力満点でした!

普通車両でも食事ができる!

食事や飲み物を別途注文して、食堂車でいただくことができます。
お昼前くらいに乗務員が案内にきますので、その時に頼めばいいと思います。
食堂車が混まないように予約時間が決められていて予約席として食事が用意される感じでした。

また、食堂車の横には、カウンターがあり、軽食や飲み物を購入することができます。
軽食はピザ、サンドイッチ、クッキー、ポップコーン、ポテトッチップスなど
飲み物はビール、コーヒー、ソフトドリンク、水など

車内はクレジットカードしか使えませんのでご準備を!

私たちは食堂車での食事は頼みませんでしたが、カウンターでピザを注文し、席に戻って食べました。
ピザは注文してからオーブンで焼いてくれ、チーズもトロトロ〜、美味しかったです。
2人でも満足できる量で、価格も8$!満足です!

乗車料金

●車両のグレードによって異なる
●区間によって異なる
●シーズンによって異なる

以上の条件によって料金は60$〜450$と異なりますので、予算に合わせたプランが組めます!

個人手配での予約方法

英語のサイトですが、難しいことはないので是非挑戦して見てください。
不安であれば、手配してくれるツアーもたくさんあります。

①Alaska Railroad のホームページにアクセスします。
https://www.alaskarailroad.com

②乗車希望条件の選択をして、次のページへ。
③乗車クラスを選択します。料金が出るので確認して次のページへ。
④個人情報を入力して、make Booking
⑤クレジットカードの内容を入力する
メールで予約内容が届きます。

乗車当日にやること

チェックイン

出発の1時間前にカウンターでチェックインを行います。
チェックインにはパスポートなどの身分証明書が必要です。
予約完了メールに添付されている予約確認書があると手続きがスムーズです。

手荷物を預ける

預け荷物がある場合は出発の15分前までに預けます。
一人につき、預け荷物2つ、持ち込み荷物1つが無料です。
さらに追加料金を払えば、荷物最大4個まで預けることができます。
車両には大きな荷物を置くスペースがないため、大きな荷物は預けてしまった方がいいと思います。

私たちは荷物を預けなかったので詳細は分かりませんが、アンカレッジ駅では、駅の入り口向かって右側(駅の外)の方に荷物を預ける場所がありました。

乗車!

列車が来るまでチケットを持って駅舎で待ちます。
ホームへは勝手に行けず、駅員さんがホームへのドアを開けてくれると列車に乗り込めます!

駅舎にはマフィンやコーヒー程度の売店と、小さなお土産売り場がありました。

まとめ

アラスカ鉄道に個人で手配して乗りましたが、特に不便はありませんでした。
少々高額ですが、私たちは乗ってよかったと思っています。
アラスカの大自然、刻々と移り変わる車窓の景色、すごくいい思い出になりました。
乗車時間が長いため、移動手段としては使おうと思いませんが、観光の一つとしてはとても贅沢な時間だったと思います。

皆様もアラスカを楽しんできてください!
質問や不明点がありましたら、コメントにどうぞ!